個人再生ってどんな手続き?メリットとデメリットを司法書士が解説!

民事再生ドットコム

最近では、任意整理の手続きにおいて、各業者からの和解条件が厳しくなっているという状況もあり、任意整理ではなく個人再生での解決が俄然注目されています。
今回の記事では、大きな借金の減額効果がある個人再生の手続きにフォーカスして、どんな手続きなのか?またメリットとデメリットについて、司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします。

カワウソ竹千代

借金が増えて、とうとうトータルで400万円になっちゃったよ!

久我山左近

それは大変じゃ!債務整理を検討した方がいいんじゃないかのう!

カワウソ竹千代

弁護士事務所に相談したんだけど、任意整理だと毎月8万円の返済になるらしいんだ!でも、毎月8万円の返済はちょっと厳しいんだよ!

久我山左近

任意整理での返済が難しければ個人再生という手続きはどうじゃ?

カワウソ竹千代

えっ!個人再生って知らないんだけど、どんな手続きなの?

久我山左近

個人再生は裁判所の力を借りる手続きで、任意整理より大幅に借金を減額することが出来るんじゃ!

例えば、ご自身に400万円の借金がある場合の一般的な返済額は月々約9万5千円、5年で完済した場合に支払う利息の合計は、なんと約150万円にもなります。
これを任意整理すると、月々の返済額は約7、8万円まで減額されて、完済までに支払う利息の合計はもちろんゼロ円になりますので、任意整理の借金減額の効果がよく理解できると思います。
ただ、同じ条件で個人再生をすると、月々の返済額は約3万円まで減額されて、完済までに支払う利息の合計はもちろんゼロ円になります。任意整理と比較しても個人再生の借金減額の効果の凄さがよく理解できると思います。

カワウソ竹千代

個人再生だと、そんなに毎月の返済額が減額されるんだね!

久我山左近

個人再生の減額効果はとても大きいんじゃ!ただ、個人再生にもメリットとデメリットがあるので、今回の記事で詳しく解説するぞ!

お友達登録するだけで借金がいくら減額できるかわかる!借金減額LINE診断!

目次

個人再生の特徴と注意点、またメリットとデメリットを詳しく解説します!

司法書士法人ホワイトリーガル
借金減額のページをちょっと見てみる!
司法書士法人ホワイトリーガル
借金減額のページをちょっと見てみる!

一般的な債務整理手続きである任意整理と比較して大きな借金の減額効果がある個人再生ですが、やはりメリットとデメリットがあります。今回の記事では個人再生の手続きにフォーカスして、司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします。

まずは、個人再生の特徴を解説します。

カワウソ竹千代

個人再生は、大幅な借金の減額効果があるっことはわかったけど、その他に特徴ってあるの?

久我山左近

まず、個人再生の特徴の1つ目は、ぜんぶの債務が対象になるんじゃ!

個人再生の1番の特徴が5分の1または100万円までと、大きく借金を減額することが出来ることです!
次に個人再生は、ご自身がしているすべての借金が手続きの対象になります。ですから、任意整理のように整理する債務を選択することができません。
もし、ご自身に自動車ローンがある場合は、自動車を残したくても自動車を残すことは難しくなります。また、奨学金などで保証人がついている場合は、保証人に対して請求が行くことになり、保証人に対して迷惑をかけることになってしまいます。

カワウソ竹千代

自己破産だと、持っている財産は処分されるけど、個人再生だとどうなるの?

久我山左近

個人再生は財産を処分する必要はないので、自動車や生命保険があってもそのまま継続して使用や利用ができるんじゃ!

自己破産であれば、換価すると20万円以上の財産(不動産、自動車、生命保険など)は処分の対象になりますが、個人再生だと価値ある財産を持っていてもお手元に残すことができます。
ただし、その財産の価値分までは返済をする必要があります。例えば、個人再生で500万円の借金が5分の1の100万円まで減額できる場合でも200万円の価値がある自動車を持っている場合には自動車は処分されませんが、100万円ではなく、自動車の価値である200万円までは返済しなければならないというルールがあります。

カワウソ竹千代

個人再生に関して細かいご質問がある方は、お気軽に当事務所までお問い合わせくださいね!フリーダイヤル:0120768878

久我山左近

個人再生のもう一つの特徴が住宅ローンがある方は、その住宅ローンはそのままで、それ以外の借金のみを減額できることなんじゃ!

個人再生の特徴は借金の総額を5分の1または100万円までと大幅に減額できることですが、それ以外にも住宅ローンの返済はそのままで、それ以外の借金を5分の1または100万円までに大きく減額できます。
住宅を維持しながらその他の借金を整理することができますので、住宅ローンとその他の借金で困っている方にとって、個人再生は最も有効な救済手段になると思います。

個人再生のメリット

カワウソ竹千代

個人再生は、住宅ローンがある方や借金の総額が大きい方にとっては大きなメリットがある手続きだけど、他にもメリットはあるの?

久我山左近

他のメリットの1つ目に、任意整理できない街金などが相手でも借金の減額ができるところ!
また、裁判所からの差し押さえなども申し立て後は効力を失うといったメリットがあるぞ!

任意整理の手続きでは、相手が和解に応じなければ月々の返済額が減額されませんので、街金などの和解に応じない相手が対象だと任意整理の手続きが出来ません。その点、個人再生は裁判所の力を借りる手続きなので、相手が誰であっても強制的に借金を減額することが可能です。
また、個人再生を申し立てた時点から、差し押さえの効力が失効いたしますので、給料を差し押さえられているようなケースでも、個人再生でその差し押さえを解除することができます。

個人再生のデメリット

カワウソ竹千代

個人再生のメリットはわかったから、今度は個人再生のデメリットを教えて欲しいな!

久我山左近

1つ目のデメリットはブラックリストに載ることで、手続き後5年程度は新たにローンやクレジットの利用が難しくなるんじゃ!

カワウソ竹千代

なんか、個人再生をすると新聞に載るって聞いたんだけど!

久我山左近

それは少し違って、新聞ではなく官報という政府の機関誌に載るんじゃ!ただし、一般の書店では購入できないので官報から誰かに知られる確率はほとんどないんじゃ!

カワウソ竹千代

なるほど!それじゃ個人再生のデメリットはブラックリストに掲載されることぐらいだね!

久我山左近

ただし、個人再生はぜんぶの債務が対象になることで、自動車ローンがあると自動車は引き揚げられること、保証人がいれば迷惑がかかることなどがあるんじゃ!

借金を大きく減額することはできる強力なお手続きである個人再生ですが、いくつかのデメリットがあります。
まず、個人再生をすると信用情報機関に事故情報が登録されることで、約5年程度の期間は新たにローンやクレジットの利用が難しくなります。
ただし、返済の滞納を2ヶ月以上してしまうと、同じようにブラックリストに登録されますので、借金の返済が難しくなった場合には躊躇することなく、個人再生の手続きをすることをお勧めいたします。

なお、官報に載ることに関しては一般の書店で購入できる訳ではありませんので、この官報から誰かに知られることはないでしょう。最後のデメリットが個人再生はすべての債務が対象になりますので、自動車ローンや保証人が付いている奨学金などがあるケースでは問題なることがあります。
まず、自動車ローンがある場合は所有者がローン会社になっていることが多く、個人再生の手続きをすると自動車はローン会社に引き揚げられることになります。また、奨学金に保証人が付いているケースで個人再生の手続きをすると、奨学金の残債は保証人に対して請求されることになります。

それでは、ここまでで今回の記事の「個人再生ってどんな手続き?メリットとデメリットを久我山左近が解説!」というテーマの解説は以上になります。

当サイト「民事再生ドットコム」では、借金のお悩みに関する無料相談だけでなく、今の借金の返済がどれぐらい減るのか借金減額無料診断を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談をご利用していただきたいご自身の借金問題を解決してください。

カワウソ竹千代

ご相談は何度でも無料になりますので、お気軽にお問い合わせください。

久我山左近

それでは、司法書士の久我山左近でした!

簡単1分で入力できる借金減額無料診断のページはこちらへ!

司法書士法人ホワイトリーガル
司法書士法人ホワイトリーガル
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次